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相模原障害者施設の事件

またおぞましく心痛む事件が起こってしまいましたね。

 

一人の若者の歪んだ思想によって、罪のない多くの方々の尊い命が奪われてしまいました。

 

 

私は、この事件を特別な気持ちで見ています。

 

というのも、私にも病気から重度の障害が残り、寝たきりになった兄弟がいます。

寝たきりになってしまった当初は、まず命が助かってよかったと安堵したものの、ベッドの上で不自由になった姉を見て困惑が隠せず、残りの人生をどのように生きていくのだろうと大きな不安にかられました。

 

実家で母がオムツを替えたり、胃瘻から液体の食事をあげたり、一生懸命介護をしているのですが

 

やはり家族だけでは体力的にも精神的にも無理があり、毎日ヘルパーさんに来ていただき、月一回ほどは障害者施設へ半日預け、2〜3ヶ月に一回ほどは胃瘻交換なども含め病院に短期宿泊をしています。

 

私は当初、両親の年齢も考え障害者施設に入れるつもりなのかと思っていましたが、母親の愛情の深さは予想を超え、家で面倒を見るというのです。

 

 

動けず、話せず、表情だけで感情を伝えてくる姉を前にして、母は彼女の喜怒哀楽を本当に小さな変化からよみとり、今まで以上の愛情を注ぎました。

 

自分の子供は、その見た目や出来は問題ではなく、ただそこに生きているというだけでいいのです。

 

私も子供が生まれてからそのことがわかりました。

 

 

なので、今回の施設利用者のご家族の方々も、あまりにも偏った卑劣な思想の標的にご家族がなったことが、本当に悔しく悲しいだろうと他人事と思えません。

ここまでひどい事件にならなかったにはせよ、これまでも小さな偏見や差別に怯えたことがきっとあったでしょう。

 

そして、病気や障害を持った方々は大変繊細な心を持っているので、今回の事件や報道などによって不安にならないように最大限のケアをしていかなくてはいけません。

 

インターネットやゲームが小さな子供にまで普及し、匿名やバーチャルな世界で生きることが多くなった現代。

 

命とは何か、家族や人とのつながり、生きていくことで生じるいろんな摩擦と

どう向き合っていくのか、小さい頃から親が社会が体を張った体当たりの本気で教育をしなくてはいけないと思います。

 

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