都会で梅干しはつくれるか。

季節の旬な食材をなるべく食卓に並べたいと思っているのですが

一年に一度の梅収穫の時期。

 

今年は何を作ろうか迷いながら、前もって有機栽培の梅を注文しておきました。

青梅×1kg、完熟梅×1kg

 ちなみに、梅の購入先はこちらです。紀州やさしい梅屋さん

安全な梅づくりへのこだわりが強い農家さんで、梅と一緒に送られてくるパンフレットなども素朴ながらに梅への強い愛情を感じます。

 

さて、毎年梅干しをつくろうかと思い立つのですが、梅干しには数日間の『干し作業』が不可欠。干すとなると、普段慣れて忘れがちな、自宅周辺環境が気になってしまいます。

 

我が家のベランダは大通りに面しています。車の交通量などを考えると、

干している間に排気ガスにさらされ、有害物質の心配が出てきます。

何のために有機栽培の梅にこだわったんだ、ということになりかねない…

都会で梅干し作りができる方は、車や空気汚染が気にならない場所を持っていないといけませんよね。

 

そんなわけで、今年も梅干しづくりは泣く泣く断念!

 

主婦の小さなの楽しみとして、梅酒をつくることにしました。

有機栽培の梅の香りの良いことといったらありません。本当に梅ってこんなに甘くて素晴らしい香りだったかと思うほどです。

 

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少し不格好なところはありますが、それもご愛嬌です。

プリンと丸みがかった形が愛らしいでしょう?

 

完熟梅でつくることにしたので、水洗いしたらヘタを丁寧にとり、水気をよく拭き取りまして、氷砂糖と交互に保存瓶に詰め、ホワイトリカーを流し込みました。

梅酒や漬物をこしらえる時って、なんとも凛とした清々しい気分になるから不思議です。

 

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はい、完成です。

 

本当の完成は半年後ですが、少しずつ色づく梅酒瓶を眺めながら

愛情込めて作ったその梅酒の味見をたのしみに待ちたいと思います。

 

自分で作ったものの味わいは、2倍も3倍もいいものですよね。